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外国語脳(外国語が染み込む頭)の作り方

15.TOEICスピーキングテスト・ライティングテスト(SWテスト)

今、自分は英語が使える、と自信を持って言えますか?

        

話す力と書く力をチェックするTOEIC SWテストを活用して、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスのいい使える英語の大切さを書いていきたい。

        

英語力は4技能で構成されていて、英語学習はこの4技能をバランスよく伸ばすことが大切だ。

        

TOEICテストの普及により日本人のリスニングとリーディングのスキル、特に速読は飛躍的に向上したが、スピーキングとライティングのスキルが上がったかというと、残念ながらあまり向上していないのが実情です。

        

TOEICスコアが高くても、実際には英語を思うように話せない、書けないなど、英語を使える状態になっていない人が多い。

        

ところが、企業の人事担当者さえ、TOEIC900点を持っていると、英語がペラペラだと思っているほど知識と経験が不足しているのが現状なのだ。ここがTOEICテストと英語力の関係において、大きな誤解がある。

        

最近、TOEIC SWテストのスコアを人事評価の基準として考える企業が増えてきた。これまで、企業はTOEICテストで英語力を測定して社内での人材配置をしてきたが、グローバル化の加速に伴い、使える英語を強く求めるようになってきた。

        

これから社員に必要とされる英語力は、4技能のバランスのとれた使える英語を使いこなせるグローバル・イングリッシュ・コミュニケーターになりそうだ。

        

もう1つ、大きく誤解されていることがある。それはTOEIC SWテストが難しいと思われていることだ。実は、TOEICのほうが、出題される英語のレベルははるかに高いのだ。SWでは、意図がうまく伝わることが評価基準となるため、発音やスペルを多少間違えても、全体として伝わる英語であれば評価されるような仕組みになっている。難しい言いまわしや豊富な語彙も求められない。

        

なので、TOEICのスコアが低くても、SWテストを受けるにはまだ早いと思ってほしくない。4技能のバランスを考えれば、実際に英語を話したり書いたりして、半年に1回ほどの定期的な受験が必要だと思う。

        

それを、TOEICを受けたら、その半年後にSWテストを受けるように、交互に受験していくことを勧めたい。重要なのは、視点を変えながら英語学習をしていくことなのだ。

        

英語の4技能は、それぞれが独立している。しかし、根底のところでお互いをサポートし合っている。1つのことを集中してすることも大切なことだが、英語においてTOEICとSWテストを1つの技能のレベルアップを確認しながら取り組む方が、効果的な英語学習ができるはずだ。

        

TOEICで覚えた単語を、SWテストで伝えたかった表現を、書いたり読んだりして自分の中に取り込んでいく。インプットとアウトプットを繰り返すことで、相乗効果が生まれて各技能がバランスよく伸び、英語力の底上げにつながっていく。

        

TOEICは900点までが十分というステイタスになりつつあるが、SWテストではダブル180と呼ばれる通り、それぞれが満点200だから、スピーキングとライティングのスコア両方が180に到達することが目標になる。

        

TOEIC900点とSWテストの2つの180。この3つのスコアの達成を最終目標に4技能のバランスを意識しながら学習していく。例えば、現在のTOEICスコアが800点ならば、SWは160、700ならSW140、600ならSW120をまずは目標設定とすること。

        

TOEICに加え、SWテストをうまく活用できれば、現在の英語力を使える英語に変えられることができる。目標スコアに向かってコツコツ努力していければ、4技能を兼ね備えたグローバル・イングリッシュ・コミュニケ―ターになる日もそう遠くないだろう。

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