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外国語脳(外国語が染み込む頭)の作り方 09.今もアップル社を動かしているのは「スティーブ・ジョブズの英語」

Youtubeで見るジョブスのプレゼンは、流れるように話が展開し、聴衆を引き込む。ジョブズの英語を手本にメッセージを相手の心に届ける方法を学んでいきたい。

        

生前、ジョブスがプレゼンに使う英語の特徴は、シンプル・ストレートな気持ち・共感の3つになっていた。一方、日本人は、正確に伝えようとするあまり人に伝える面を見落としがちだ。しかし、それでは聞き手の心を揺さぶることは難しい。外国人相手のプレゼンは、ジョブズを参考にしてみることから始める。

        

1つ目の特徴であるシンプルだが、ジョブズのプレゼンに使われている単語や表現を解析してみると、基本となる英語は、アメリカに住んでいる中学生でもわかるレベルの単語と言い回しを使っていることがわかる。

        

聞き手は、プレゼンの内容が自分にもたらすメリットを考え、納得のいく答えを探す。話し手がシンプルでわかりやすい表現を使うほど、メッセージは正確に伝わるのだ。プレゼンの達人であったジョブズのプレゼンを見れば、日本人が無理に難しい英単語や言い回しを使う必要がないことがわかる。

        

ちなみに、マイクロソフト社のビル・ゲイツやオバマ米大統領は、プレゼンでジョブズよりも難易度が高い英単語や言い回しを使っている。

        

2つ目のストレートな気持ちは、自分自身の気持ちを素直に伝えること。敬語表現に慣れている日本人は、英語でも間接的に言ったほうがいいのではと考えがちだ、確かに英語のプレゼンでも丁寧さは重要だが、ストレートにわかりやすく気持を伝えることも大切だ。プレゼンにストーリー性や流れを持たせ、自分の気持ちを聞き手に伝える場面を作るのも効果的だ。

        

3つ目は、共感を得ること。このためにジョブズは独特の言い回しを用いることがある。ジョブズのプレゼンになくてはならない英語表現は、現在進行形の~ingだ。この表現を使うことで、聴衆全体を巻き込むことにつなげていけるのだ。

        

ジョブズがiPhoneを発表するプレゼンの冒頭に話したフレーズを覚えているだろうか。

        

We’re going to make some history together today.
(今日はみんなで一緒に歴史を作ろうと思うんだ)

        

普通ならwillのような未来形や、語尾に~edをつけた過去形を使う場面でも、be going to~が多く使われている。これにより未来への働きかけを感じさせ、聴衆を引き込むことができるのである。

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