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05.外国語音源でヒアリング学習


①すでに持っている外国語テープ、CDの活用

すでに持っているのなら、それを活用しない手はありません。そのままではKindleで再生できませんので、データを変換する必要があります。Kindleはmp3ファイルならその音源を再生できます。それら音源をパソコンでmp3ファイルに変換してください。

KindleをパソコンにUSBケーブルで接続し、変換したそのファイルを/Musicフォルダにコピーします。再生するときはホーム画面でミュージックをタップします。先ほどコピーしたファイルをタップしますと、音源が再生されます。

話題から外れますが、音楽ファイルもこの方法を使ってKindleで再生できます。家で再生し学習するのなら、この方法でわざわざ変換してKindleに転送して聞かなくても、そのままプレイヤーで再生した方が簡単です。

また、屋外で持ち歩いて聞くには、Kindleは筐体が大きいので持ち運ぶのが不便です。ポケットに入りません。こんなことをするのなら、普通のMP3プレーヤーかスマホに転送して聞くようにした方が、持ち運びが便利です。

②外国語学習音源をAmazonから購入

せっかくのAmazonのKindleなのですから、Amazonから音源を購入するのが普通の考え方でしょう。Kindleのホーム画面から「お買い物」→「ミュージック」で、ほかの音楽の音源と同様に購入できます。ここで私は特定の教材をおすすめするつもりはありません。

「お買い物」→「ミュージック」の検索窓に「○○語」などのキーワードで教材音源を探せます。この音源を家で聞くのはいいのですが、屋外で持ち歩いて聞くにはKindleは筐体が大きくて面倒ですので、ふつうのMP3プレーヤー等に転送して聞くのがよいでしょう。Amazonからダウンロードしたファイルは/Musicフォルダに保存されています。

このようにして手に入れた音源を聞いてみますと、特に初心者の方にとっては、音声が早すぎると感じられ、「少しはゆっくり読んでくれたら」と思うことがあります。xSpeedPlayerと言うアプリを使いますと、音声再生の速度をコントロールできます。遅く再生できます。当然速くもできます。

このアプリはKindleストアから入手できませんので、Google playなどからダウンロードしてください。無料です。このアプリは購入した音声ファイルを指定して再生します。再生速度を遅くしても、再生音声はぎこちなくにはなりません。

③xSpeedPlayer

このアプリは音声を速度変換し新しいファイルとして保存できます。MP3 プレイヤー等を利用して聞くのなら、このアプリを使って音声ファイルを、遅く再生した音声ファイルに変換して、MP3プレーヤーに転送して聞くといいでしょう。

④アプリ

語学プレーヤー(NHK出版)があります。こちらはNHKが販売している語学講座の音源を再生するためのものですが、NHK以外の音源でも再生できます。当然それらの音源のスピードを変更することも可能です。このアプリもKindleストアから入手できませんので、Google playなどからダウンロードしてください。

スローに再生するなどテープやCDの時代では考えられなかったことで、電子機器、アプリの時代だからできるようになり、とても便利になったと思います。

⑤海外のラジオ放送を聞く

これは海外の放送を短波放送で聞こうとするのではなく、インターネットでストリーミング放送されているものを聞こうというわけです。外国語で放送されている物が多数あります。生の外国語を聞くことができます。Tune in Radioと言うアプリをKindleストアからダウンロードします。無料です。

各国の言語で放送されている局が多数あります。使い方は簡単で、局を選びタップ、再生ボタンをタップするだけです。これ以外に、NHKの国際放送があります、こちらのニュースは内容が日本のことなど、身近ですので、とても聞きやすいです。ただ、英語放送の場合でも、放送時間が2時間おき、30分間です。

このアプリはKindleストアから入手できませんので、Google playなどからダウンロードしてください。

⑥オーディオブック

オーディオブックと言う単語は、日本ではあまり聞き慣れないものです。そもそもオーディオブックとは何かを最初に説明しなければなりません。オーディオブックとは本を人が読み上げた音源で、テープ、CD、そして今ではダウンロードで購入できます。

日本では毎日の通勤時間に電車の中で新聞を読んだり、本を読んだり、今ではスマホを見るのが一般的かもしれません。通勤時間を有効に利用して外国語を学習するには、やはり電車の中で本を読むのが合理的な方法です。

一方、車社会の米国や欧州では、多くの人の通勤は車です。運転しながら本を読む、スマホを見るなど不可能です。そのため、昔からこのオーディオブックを再生させて、運転して通勤するのが普通になっています。

電車通勤の欧米人でも、80年代のウォークマンの流行以来、テープを聞く方が、本を開いて読むより両手が空いて楽です。向上心のあるビジネスマンなどは、この時間を有効に利用するために、ビジネス書を読み上げている音源を通勤中に聞いています。

海外でこのように使われているオーディオブックを、私たちの外国語のヒヤリング教材として活用できます。読み上げと言いますと、前に説明した洋書の読み上げ機能があります。別にそれでも十分役に立つのではと思われる方も多いのではないでしょうか。

この読み上げ機能はコンピュータによる合成音声で、まさに機械的に読み上げているだけ、単語を順番に発音しているだけですので、とても「ぎこちない」です。

一方、コンピュータによる読み上げと違って、オーディオブックはプロのナレータが読んでいます。読み間違い、発音、アクセント、イントネーションなど、プロの編集者が何度も校正していますし、何度も撮り直し(録音し直し)もされているでしょうから、そのあたりは問題ありません。

またナレータが声色を使い分けて、男女、子供大人、方言を演じ分けてくれている場合もあります。そういう点で聞きやすいです。オーディオブックによると、本の著者が自分で読んでいるものもあります。作者が意図したいことが、言葉のニュアンスで表されていて、とても面白いです。

このオーディオブックを無料で楽しむには、Books should be freeのサイトをご利用ください。KindleのブラウザSilkを開き、 www.loyalbooks.com にアクセスします。多数のオーディオブックがあります。無料でオーディオブックをダウンロードできます。

書名がわかっているのなら、検索で簡単に作品を見つけることができます。聞きたい作品を見つけたら、詳細ページで章ごとの再生ボタンをタップします。ダウンロードが始まり、それが終了しますと、「再生しますか」と聞かれます。

Amazonからもオーディオブックを購入できます。各国のAmazonのサイトのほうが作品を見つけ易いです。そうして探したKindle作品を日本のAmazonから購入できます。

入手可能な多くのオーディオブックの作品がありますが、例えば、いきなり株式投資のオーディオブックを聞いても何のことかわかりません。こういう高度な内容の本を通勤時間、車の中で聞いている欧米人は多いようです。

日本人語学学習者には、それも初級の人は子供向けのオーディオブックから始めますと、とっつきやすいようです。再生スピードが速い、ゆっくり読んでほしいと感じられるのなら、先ほど紹介したxSpeedPlayerで再生しますと、速度をコントロールできます。

原書も買ってみて、読みながら聞くのもためになります。また、いきなり聞くのではなく、日本語訳を読んでから聞く方が理解しやすいかもしれません。

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