HOME階層下がるコラム一覧階層下がるもう失敗しない外国語学習方法階層下がる第2章 外国語学習カウンセリングとは何か

もう失敗しない外国語学習方法

外国語の勉強だけに限らず、何をする時でも計画は大切です。計画を立てることが好きな人も、あまり好きでない人もいますから、前もってどのくらい詳しい計画をたてるのがいいかは人によって異なりますが、目標達成に関係のあることを、できることから着実にやっていくためには、ある程度の計画は絶対に必要です。

マネジメントの世界では、PDCAというPlan(計画)Do(実行)Check(確認する)Action(行動する)というサイクルが重要視されていますが、外国語の学習でもこのサイクルは必要です。

外国語学習カウンセリングの役割の一つは、受講生がご自身で計画を立て、PDCAサイクルを習慣化していくのをお手伝いすることです。

カウンセリングの仕方に、こうしなくてはいけないというお作法のようなものはありません。ですから、カウンセラーはそれぞれ自分のやり方や考え方を持っていると思いますが、Atlasでは、コーチングの考え方を参考にしています。

カウンセリングとコーチングの似ているところは、あなたに代わって学んであげたり、あなたの人生を変えてあげたりすることはできないけれど、あなたが自分で学ぶために、あるいは人生を変えるために、行動を起こすのを手伝ってあげることはできるというスタンスなのです。

外国語学習カウンセリングでは、受講生がご自身で選択をすることを重視します。それは、自分で決めることに多くのメリットがあるからです。まず、一人一人の受講生の方に合った計画を立てるには、その方のこれまでの経験、将来の希望や生活スタイル、学習スタイルなど、とても多くのことを考慮しなくてはいけませんが、それらのことをよく知っているのは受講生ご自身だということです。

次に、外国語学習カウンセリングは最終的には受講生がカウンセラーの助力なしでも学習を続けていけるようになることを目指しています。そのためには、ご自分で選択をすることを覚えていただかないといけません。選択の仕方を学ぶには、専門家の助けを借りながら自分で選択してみることが近道です。さらに、外国語学習は時間がかかるものですから、どうやって、やる気を持ち続けるかが鍵になります。

外国語学習カウンセリングとコーチングの違いは、コーチは受講生の課題について必ずしも専門知識があるわけではなく、受講生が必要な知識を自分で探し出すためにちょっと背中を押してあげるだけですが、外国語学習のカウンセラーは、外国語学習のメカニズムについて専門知識を持っていて、必要ならそれを提供するところです。

先ほど、外国語学習カウンセリングは、受講生がご自身で選択することを重視すると書きましたが、自分で決めると言っても、外国語学習に慣れていらっしゃらない方は、どんな選択肢があるのか、それぞれの選択肢にはどんな利点と欠点があるのか、ご存知ないかもしれません。

語学カウンセラーは、受講生のお話を聞いて、必要なら外国語学習の専門知識に基づいて、目標を達成するために役に立つだろうと思われる、いくつかの選択肢を提案します。その中から、自分にとってできそうなこと、興味をもってできそうなこと、自分の学習スタイルに合っていそうなことを選んで計画を立てればいいのです。

また、学習をしていて特に難しい問題に出会った時には、その問題を解決するために、難しさの原因を探り、その原因を取り除く方法を考えるお手伝いもします。このようにすることで、受講生は、確実に外国語の能力を伸ばしていくことができます。応用言語学者の主張では、できるようになったと感じること、この調子でやればもっとうまくなるだろうと信じられることが、やる気を維持するためのもう一つの必要条件です。

外国語学習カウンセリングは、ふつう一定期間、定期的に受講生とお会いしてお話をします。その中、私が個人的に大切にしていることは、常にポジティブであること、質問と傾聴によって受講生を理解すること、そして受講生の学習が成功するように、できる限りのお手伝いをしたいと思うことです。

Atlasでは、自分の学習について理解し、応援してくれる人がいるということも、長期間やる気を維持するために欠かせない条件だと考えています。受講生にとって、そういう存在になることもカウンセラーの役割の一つです。

外国語学習カウンセリングについて、なんとなくイメージしていただくことはできたでしょうか。次からは、外国語学習カウンセリングのプロセスを順を追ってご紹介します。

webフォームから体験申込みをする方はこちら

TOPへ戻る

Copyright Atlas Corp. All Rights Reserved.