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もう失敗しない外国語学習方法

さて、「○○語を使う、理想の私」像に近づくためには、「○○語ができるようになった私」が使っているスキルをグレードアップすればいいわけです。しかし、自己評価表の能力記述は少し抽象的なので、ここから何をどうやって学べばいいか具体的に考えるのは少し難しいかもしれません。具体的にどんな学習をすればいいかを考えるヒントになるものとして、自己評価表の能力記述より具体的な「レベルチェック文」というものがあります。以下に、欧州評議会が作ったレベルチェック文のリストから、口頭のやりとりA1に入っているものを例として挙げます。

A1 口頭のやりとり

1. 人に会った時、別れる時、基本的な挨拶を交わすことができる。
2. 相手が元気かどうか質問することができる。また自分が元気かどうか言うことができる。
3. 自分の名前を言うことができる。相手の名前を尋ねたり、誰かを紹介したりすることができる。
4. わかりませんと言うことができる。相手の言ったことを繰り返してくださいと頼むことができる。あるいはもっとゆっくり言ってくださいと頼むことができる。
5. 何かをどう言うのか質問することができる。また単語の意味を質問することができる。
6. 家族、学生生活、仕事など極めて身近な話題なら、相手が助けてくれれば、簡単な質問をしたり、質問に答えたりすることができる。
7. 「お願いします」「ありがとう」と言って、人から物をもらったり、あげたりできる。
8. 数字、量、値段、時間を言ったり、理解したりすることができる。
9. 言葉に加えて、指差したり、ジェスチャーを使えば、簡単な買い物をすることができる。
10. 相手がとてもゆっくり、はっきり、標準語で話してくれれば、面接で、自分の個人情報について簡単で直接的な質問に答えることができる。

このリストは汎用性を持たせて作ったもので、高校生から成人全般を考えて作られています。ですから、あなたが○○語を学んでいる目的によっては、すべてが必要ではないかもしれません。

例えば、旅行するのに○○語を学んでいるのだったら、面接を受けることはおそらくないでしょうから、最後のレベルチェック文はいらないかもしれません。

あなたが今何をできるかを考え、次のステップで何を学ぶかを決めるためには、あなたの目的にあったレベルチェック文を選ぶことが大切なのです。

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