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世界中のメディアが報道したドイツの2018年6月ニュース要約

ドイツのメルケル首相が欧州連合(EU)のための歳出と欧州通貨基金(EMF)について言及したと報道されています。マクロン大統領が昨年に実施されたドイツの連邦議会選挙以来、ドイツによるEUに対する支援増大を要求してきました。

イタリアの政治リスクの高まりを筆頭にスペインやポルトガルなどで混乱が起きる中、欧州連合(EU)の安定を演出するためにドイツのメルケル首相がこうした姿勢を公表しているものと考えられます。

ドイツの株式市場が9月に下落する可能性があり、ドイツの混乱によりメルケル首相が最終的にユーロ2.0に匹敵する斬新な戦略への転換を打ち出す可能性があることに注目すべきです。

ドイツが二大原油先物であるWTI先物とブレント先物間における価格差について主張しています。直近数日間にはWTI先物価格が急落し、ブレント先物価格よりも11ドルも下落しており、価格の安定性の面でブレント先物の優位性を示しています。

WTI先物価格とブレント先物価格の乖離が顕著になり始めたのが、アメリカがシェール・ガスの増産が本格化した2010年頃である一方、ブレント先物の原油である北海油田では埋蔵原油の枯渇問題があります。

欧州諸国がパリ協定の遵守に注力していることからも、ブレント先物が割高と判断されることでむしろWTI先物のシェアが高まり、さらにブレント先物の価格差が拡大する可能性に注意が必要です。

オーストリアでドイツによる預金残高が現在150億ユーロ以上存在するものの、直近6年間で100億ユーロも減少した結果として報道されています。これまで欧米諸国がオーストリアを伝統的に租税回避地(タックス・ヘイブン)として用いてきた中、その地理的な近さから特にドイツによる利用が最も多くありました。

預金残高の減少がドイツの保険会社を筆頭としたファンドによるものであり、オーストリアが投資に関する情報を開示する姿勢を示していることがこうした資本逃避(キャピタル・フライト)の原因であるとも報道されています。

オーストリアは、租税回避地(タックス・ヘイブン)としての地位が揺らいでいる一方、、オーストリアがロシアと接近していることから、ロシアから世界各国への投資ハブという地位を固めるという転換にも注目すべきです。

アメリカの投資ファンド大手エリオット・マネジメントがドイツの鉄鋼大手ティッセン・クルップによる経営計画であるインドのタタ・スチールとの合弁企業の設立を批判したと報道されています。

アメリカの投資ファンド大手ブリッジウォーターが今年上旬にドイツの株式市場の乱高下を演出したとされてきたことは、トランプ政権が鉄鋼輸入に対して追加関税措置を発動する中、製鉄産業に対する下落演出を主導しているものと考えられます。

ドイツの株式市場が9月に下落を演出する可能性があり、そのれにはアメリカの投資ファンドがその主導役となる可能性があることに注意が必要です。

ドイツの金融当局が船舶への計画投資に関する民間銀行への指導の失敗について批判されています。ドイツで資産規模第2位のコメルツバンクが融資の焦げ付きを増やす中、中央銀行ブンデスバンクやドイツ連邦金融監督所による指導不足に対して批判が高まっています。

2008年に起きたリーマン・ショック以後、各国中央銀行が量的緩和を行う中、これまで銀行セクターが相対的に金利の高い計画投資に軒並み着手してきました。その中でも船舶への計画投資が債務不履行の確率が高いことは金融市場では明らかであり、ドイツの金融当局がコメルツバンクの苦境を想定しています。

2017年、ドイツのコメルツバンクへの買収を提案したフランスの投資銀行ソシエテ・ジェネラルが再びリストラを進めていることで、コメルツバンクの苦境が欧州での銀行セクターの再編につながるかに注目すべきです。

ドイツでFMラジオ放送が終了する可能性を回避できたと報道されています。ドイツのメディア・ブロードキャストによる超短波(VHF)放送からの撤退騒動を機にアンテナ利用料に関する議論が巻き起こったことが背景にあります。

グローバル規模で第5世代移動通信システム(5G)への移行が進行中である中、これまでアメリカがインターネット障害を演出する可能性を主張してきました。

フランスも現行の通信環境を維持するには現行の光ファイバー網では2022年までに限界に至ると主張しています。欧州諸国が通信インフラの刷新に動いていることに注目すべきです。

ドイツがイスラム国(IS)による新たな脅威について報道しています。ドイツ連邦刑事庁(BKA)が生物兵器による攻撃の可能性に言及しました。中東、特にシリアにあるとされる生物兵器の製造には北朝鮮が深く関与しています。

国際連合(UN)も昨年以来、北朝鮮を強く非難していることからも、ギリシャやイタリア、スペインなどでデフォルト(国家債務不履行)リスクの高まりに乗じた形で、そうした生物兵器によるテロ事件が演出される可能性があります。

テロ事件が起きた際、欧州からの資本逃避(キャピタル・フライト)が起きる可能性があり、それにより北朝鮮への糾弾がさらに強くなることが予想されています。

ドイツがトランプ政権による関税措置を受け、北米ではなく、南米へのシフトを進めています。南米に対する関税の自由化を進めることで欧州企業は毎年40億ユーロの恩恵を受けると試算されています。

北極圏を除く北半球が寒冷化の影響を受け始めている中、欧州諸国が農作物の生産高の面ですでに大きく影響を受けています。逆に、南米で作られる穀物や大豆生産高が増大させつつあります。

南米では、ブラジル産大豆を筆頭に欧州諸国が南米(南半球)に接近していることで、欧州によるアメリカ大陸への進出に同じ大陸にあるアメリカ(北半球)がどのような対応を行うかに注目すべきです。

ドイツ証券取引所が大麻栽培企業145社の株式取引を取り止めると公表しました。証券取引所の子会社で欧州での株式決済を行うクリアストリームがその本社所在地であるルクセンブルグでの大麻禁止法に抵触することがその理由であるとされています。

ドイツで大麻利用に関する取り締まりが緩い中、特に医療用大麻の供給不足がドイツで起きています。一方、カナダで嗜好性の大麻が解禁されると公表されています。

欧州がアメリカとの貿易を巡って競争を繰り返す中、北米と欧州とのハブ拠点化を狙うカナダが急接近をする可能性があり、ドイツが大麻をきっかけにカナダとの関係性を深めていく可能性があることに注目すべきです。

ドイツ連邦財務省が34社の生命保険会社の潜在的な危険性があると主張しています。連邦議会に提出された報告書によってそのように言及していると報道されています。

生命保険会社の基本的なビジネスモデルが国債による長期運用である中、低金利がこのビジネスモデルを毀損しつつあります。ドイツの保険を扱う企業が不動産に対する嗜好性が欧米諸国の中でも特に強いことに注目すべきです。

欧米諸国が徐々に金利を上げつつある中、それが現有資産の評価損をもたらすことになり、ドイツの保険を扱う企業がREITや株式市場などへのマネー注入を行うのかどうかに注目すべきです。

ドイツ国内で株式市場の暴落が主張されています。ムーア・キャピタル・マネジメントなど複数のヘッジファンドが1年超に渡る株式市場の堅調な上昇が終了すると認識されています。一方。債券を専門とするアメリカのヘッジファンドは下落するのは先進国の株式市場であると主張しています。

先週が第二四半期の最終営業日であり、アメリカのヘッジファンドが先進国の株式を新たにポートフォリオを組み入れることを意図している可能性があり、先進国の株式市場のみならず、アメリカの債券市場の動向にも注目すべきです。

 

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