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もう失敗しない外国語学習方法

第7章の終わりに、あなたの目標を達成するために使う教材を選びました。その教材は、あなたが目標を達成するために、どのように使ったらいいと思いますか?もし、使い方を考えた時に、別の教材のほうがあなたに向いているのではないかと思ったら、教材を取り替えても構いません。

あなたが選んだ教材をどう使ったらいいかを決めることはできましたか?どうしたらいいかわからない時は、上に挙げた例を参考にして、とりあえず、これなら試してみられそうだと思うものをやってみてください。やってみて、自分には合わないと思ったら、他の方法を試せばいいので、それほど深刻に考える必要はありません。

フィードバックを得る方法

多くの学習活動は、あなた自身で結果を評価することができますが、中には外からのフィードバックが必要なこともあります。発音の仕方はこれでいいか、私の言いたいことはこの表現で伝わるか、この作文に文法的な誤りはないか、というようなことです。そういう時はどうしたらいいでしょうか?最後に、フィードバックはどう得たらいいかということをお話しておきましょう。

一昔前は、外からのフィードバックは学校の先生に頼る必要がありました。フィードバックは○○語の達者な人でなければできず、日本にいて外国語の勉強をしている場合、先生以外にその言語が得意な人にアクセスすることは特殊な環境にいる人でなければ難しかったからです。しかし、インターネットの発達のおかげで、様々な可能性が開けました。

まず、今までは人にしかできなかったことが、機械にもできるようになったという変化があります。例えば、DragonDictationというアプリがあります。パソコン用は有料ですが、スマホ用のアプリは無料です。40程度の言語に対応していてマイクに向かって話すと、それを文字にしてくれます。普通は、TwitterやFacebookに投稿する時にキーボードから入力する手間を省くために使われていますが、このアプリは発音の練習に使えます。意図した通りに文字にならなかったら、発音の仕方を変えてみてください。単語や短い表現で練習するといいだろうと思います。

また、Googleなどの検索機能もフィードバックを得るために使うことができます。文章を書いていて、言葉の選択などが正しいかどうか自信がない時は、その部分を検索してみてください。同じ表現をたくさんヒットすれば、他の人たちも使っているということなので、間違えてはいないはずです。

Wordのスペルチェックや文章構成機能も、フィードバックとして使えます。オートコレクトを設定すると、あなたが気がつかないうちに修正してしまいます。それではフィードバックにならないので、オートコレクトははずしてくださいね。英語以外の言語の場合、言語パックを買わないといけないので、お金をかけたくない場合は、OpenOfficeというフリーウェアを使うといいかもしれません。

次に、あなたの学んでいる言語が得意な人にアクセスする方法が増えたという変化があります。最も特徴的なものとして、外国語学習に特化したSNSの存在が挙げられます。第7章で、busuuというサイトを紹介しました。他に日本語のインターフェイスがあるものとしてlang-8というサイトもあります。これらは複数の言語を学ぶ人たちのコミュニティで、自分の学習を助けてもらうかわりに、相手の学習も助けるというギブ・アンド・テイクを原則にしています。

サイトによって何ができるかは異なるので、あなたの必要なフィードバックが得られるサイトを選んでください。Atlasでは、海外にいる外国人とのマンツーマンレッスンを勧めていません。文化背景が違う外国人と日常会話がまともにできることができないからです。

互いに相手が自分の得意な言葉を学ぶのを助け合うタンデム学習という方法のパートナーを探すサイトもありますが、知らない文化を持った見ず知らずの外国人とその人の母語で対等なパートナーになれることはどうしても考えられないのです。

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