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外国語脳(外国語が染み込む頭)の作り方 07.NHKテレビ・ラジオ外国語講座の活用ガイド

誰にでも始められるNHKの外国語講座だが、コストパフォーマンス1位のこの教材を利用しない手はない。では、どんな心構えでどの番組から始めたらいいのか。続ける工夫と最新Webサービスまで紹介する。

昔も今も数多くの外国語講座を用意し、毎日テレビやラジオで放送している。どんな教材がいいのか迷ったら、NHK講座を買ってみるべきだ。英語のみならず、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、韓国語、そして中国語の各言語にそれぞれレベルによって講座が分かれている。

一番のメリットは費用対効果が高いこと。1ヵ月分のテキストの多くが400円で買え、そのうえ内容や講師の質が高い。高い教材を買って公開するリスクもない。NHK講座学習の心構えとしては、集中して一気に勉強するのもいいが、それより短い時間でもいいので、毎日続けることが大切だ。やはり、継続こそ上達の近道なのだ。

逆に、そう言われると、挫折が怖くなる人もいるだろう。番組改編時期の4月にやる気を出しても数週間しか続かなかったり、テキストを買い忘れてやる気を失ったりする人は全体の90%だ。テレビ・ラジオ講座と聞くと、そんなネガティブな気持ちになる人も多い。

確かに強制力がない自宅学習だとやる気をなくすと面白いくらい続かない。しかし、その期間は勉強したいわけなのだから、もうそれでいいのではないか。途中でインターバルがあっても、また始めればいい。それも継続のうちに入れていいと思うのだ。

NHKもそのあたりをわかっていて、飽きさせない内容にしたりして工夫を凝らしている。どの講座も昔よりもずっと挫折しにくくなっているのは確かだろう。

テレビとラジオで番組が放送されているが、できればラジオをお勧めしている。テレビは視覚的に楽しい演出があるので飽きにくいが、教材としての情報量はラジオに劣る。また、リスニングの練習では、耳でしか情報を受け取れないラジオのほうが効果が高い。

ラジオを持っていなくてもスマホアプリの「ラジコ」やNHKの「らじる★らじる」というウェブサイトで講座が聞ける。

さて、その講座を選んだらいいのか。レベルも目的も人により違うので、選ぶコツは自分のレベルに適した講座を選ぶだけでなく、ハードルが高いと思う講座も背伸びして並行して勧めるといい。わからなくても、聴くだけでいい。実力以上の外国語に接していると、どこかで一気に自分の語学力を引き上げてくれるだろう。

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